Tuesday, July 12, 2011

雑感:小規模事業主とソーシャルメディア

2011年7月13日朝6時30分! オルタナティブブログのブロガー 永井孝尚さんが
主宰している朝カフェに参加しました。

今日のテーマは「小さな会社とソーシャルメディアの実際」  高木 芳紀さんの講演。
http://www.takahisanagai.com/study/asacafe-study.html

高木さんは、つばめやhttp://www.tsubameya.com/
のwebマスターです。

お話で、興味深かったのは

1:
個人の活動と企業の活動が近い場合(事業主や小規模企業)
①ネット上でブランディングする
②(知人が増えると人間関係やビジネスの)リワイヤリングがおきて
ビジネスが好循環する

という点。これは、大企業に属していると、個人と会社のポジションが大きく
ことなるので、必ずしも そうでない場合もあるのですが、基本的には
そのとおりだと思いました。

2:
ネット上の友人に直接ものを売ることは目指していないが、その先の
知人に推奨してもらうことは期待している。知人の紹介であれば
価格は最低価格にこだわらない。

という点。私も、業務で、ソーシャルメディアの絆は価格下げ圧力を
打ち負かす武器になると説明しているのですが、「最低価格」を探すだけ
の「作業」だと検索エンジンが最高ですが、そこには「情報の信頼性の担保」
や「自分の社会的信用を向上」させる役割はありません。

つまり、知人と情報や人間関係をやり取りすることは「貨幣の交換」とは別の
「自分の社会的存在の交換」が生じているように思うのです。

ですので、貨幣価値<自分の社会的存在の担保が重要な場合には、
価格下げ圧力に勝つのではないかと仮定しています。

3:
小規模事業主は、グループ機能を活用したほうが、可能性があるかもしれない。
異なるグループをキュレーションするような機能や役割もニーズがあるかもしれない。

という点
SNSとは、個人と個人だけでなく、個人と企業、企業と企業、集団と集団を複雑に
結びつけることができます。

小規模事業主においては
ソーシャルメディア=媒体ではなく、
SNSは絆製造&管理ツールなんだろうと考えたほうが正しいのではないでしょうか?

大規模事業主においては、
既にもっている自社のWEBサイトの補完物として利用可能なため
メディアと認識されているし、それをビジネスにしようとしている人も多いけど

ひょっとしたら、オープンかつ公的なSNSアカウントのことをソーシャルメディアと呼び

絆製造&関係管理は、ネットワークサービスと呼んで
一緒にしないほうがいいのかもしれません。

拡散機能と関係構築機能を分ける。

この辺は、ATLとBTLを分けて、分業化していった海外の広告業界の考え方
みたいですね。。。

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